
この原稿は2011年6月時点のものです。
キリンホールディングス株式会社 代表取締役社長 三宅 占二 氏
内永 目標値をセットすることは、ものすごく大きなアクセルになると思うんですが、女性社員の活用についても、そのような目標値はおありですか。
三宅 女性経営職の数や、離職率などの目標を設定していますが、思いきって目標値をドンとあげてもいいかもしれませんね。
内永 目標を高く掲げると、舵がガンと回ります。そこには無理もあるし、細かい軋みがでることもあるとは思いますが、そのぐらい舵を回さないと会社は変わらないと思うんですね。
三宅 その通りですね。
内永 では、是非大きな目標を、ドーンと掲げてください(笑)

三宅
これからも女性の背中を押し、サポートしていける環境をどんどん作っていきますので、女性の側もおおいにチャレンジしてもらいたいですね。もちろん、女性はさまざまなライフイベントの影響を男性よりは受けやすい環境にあるので、スムーズにはいかないこともあると思います。それでも、長い目で取り組んでいってもらえれば、必ず成果に繋がる。それで会社も助かるし、チャレンジした人もハッピーになれます。会社人生長いですから、じっくり頑張ってほしいですね。
お客様の半分は女性ですから、女性の視点での発想などは、遠慮しないでどんどん提言してほしいと思います。
内永 私どもJ-Winでは「Womento the Top !」を掲げて女性メンバー活動をしていますが、本当に「トップを目指そうと思うか?」とアンケートをとったんですね。最初は19%しかいませんでしたが、2年後の卒業の頃には87%にも! その間、私も叱咤激励しましたが、女性達がお互いに励まされ、刺激され、自信を得たことも大きいと思います。
三宅
女性はひとりで考えがちですし、社外のネットワークが少ないことが多いので、今後もJ-Winで刺激を与えていただきたい。会社としては、そこで受けた刺激を"湯冷め"させないようにしなければ、と思います。
社内にもKWN(キリンウィメンズネットワーク)という女性社員のネットワークがあります。そこに参加してせっかくモチベーションが上がっても、各職場に帰ったときに周囲の男性にスーッと水をかけるようなことを言われたら、意味がありません。今後は男性社員の意識を高めて、会社全体がそういう雰囲気になっていく必要があると思います。そこには会社の運命がかかっていると思うので、一生懸命やりたいですね。
内永 そう言っていただけて感激しています。是非"湯冷め"しないようにと、期待しています。