
Q) 御社の業種は「市場調査」と紹介されていますが、具体的にどのようなお仕事なのでしょうか?
A) 市場調査をひと言で説明しますと、市場の動き、消費者の声・ニーズを捉え、売上予測まで行う仕事です。
私たちの調査は、「パネル調査」という、同じ対象者・対象世帯から継続的にデータを収集し、分析するサービスを、"小売店"と"消費者"の2つの観点から展開しています。また、「カスタムリサーチ」という、お客様の個別課題にあわせ、調査設計をおこなう、例えばインターネット調査や定性調査(グループインタビュー)なども行っています。
パネル調査のうち、小売店データサービスには、全国約5,000店の小売店を対象とした全国小売店パネル調査(SRI)」などがあり、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、ホームセンターなど主要な小売業態からPOSデータを日々収集しています。それを基に全国の市場規模を推定し、市場動向を捉え、お客様のニーズに応じてデータを解析できることが当社の大きな強みです。
消費者データサービスには、全国12,640世帯を対象とした「全国消費世帯パネル調査(SCI)」や全国男女個人20,000人を対象とした「全国個人消費者パネル調査(SCI-personal)」、全国40,060人の女性を対象とした「全国女性消費者パネル調査(SLI)」などがあります。
対象者・対象世帯に、日々買い物した商品JANコード(=商品の裏側にあるバーコード)を読み取る機器を配布し、データ送信していただいています。
対象者・対象世帯は、性別や年齢に偏りがないように市場を代表する縮図として設計されていますので、それを基に日本人口にあわせて推計し、どういう属性の人たちが何を購入し、どの時点でブランドスイッチ(ある商品ブランドから、競合のブランドへ切り替えること)を行っていたかなどを分析し、消費財メーカーなどのお客様へ報告しています。
この2種類のパネル調査データがあることで、たとえば商品の売り上げの増減があった場合、小売店側、消費者側の両面から要因を探ることができます。そして、お客様への報告レポートは、開発ご担当者の新商品やリニューアル商品の開発や、営業ご担当者の流通や価格政策、そして経営者の最終的な意思決定にご利用いただいています。

Q) 大学卒業からのキャリア形成について教えてください。
A) 私が仕事に対して意識をし始めたのが中学時代です。
実は、父の仕事の関係で、中学校3年間をジャカルタで過ごしました。当時通っていた英会話スクールの先生は日本人女性でしたが、日本とインドネシアの架け橋になるような活動をいろいろとされていて、その姿に強く憧れました。自分もそうなりたいな、と思っていました。そこで日本に帰国した後、海外に出て働くこと意識して、大学は外国語学部の言語心理学に進みました。
大学卒業後に化粧品メーカーに就職したのは、女性ならではの感性を活かし、長く働けると感じたためです。また、ちょうど海外事業部門の募集があったので、ここでなら英語も活かすことができると考えました。
入社後は3年間、海外事業部門で主に貿易実務を担当し、台湾や中国、アメリカ、ドイツなど、世界各国に化粧品を輸出する業務を担当していました。また、それぞれの国に商品の説明・販売を行うインストラクターがいましたので、彼女たちに商品の説明・使い方、マッサージやメイクなどの美容法をトレーニングする研修を行ったり、アメリカ向け化粧品の開発に携わったりました。とてもやりがいのある仕事でした。
その後、会社全体の戦略を考える「戦略立案部門」に異動になりました。これが私にとって大きな転機となりました。
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